お子ちゃま政府

どうして人間がやることというのは
あれもこれもどうにも幼稚なのだろう

最たるものが政治

学級委員の選出となんら変わることのない
永遠の少年少女たちが
虚栄心と暇つぶしに国という学校の
委員長になりたがっている

悲しいのは
スーツを着ていながら
身体は老いていながら
中身はせいぜい3歳程度で成長が止まったまま
ボクちゃん政府を実現して
後に続く精神年齢1歳児の国民という
永遠の乳児を率いていこうとするところだ

ドラマ好きなら映画にしても十分なほどの
人間の現実生活

それはおそらく
地球という次元に現在存続していると認識される
あらゆる国家で変わらない図式

たいていの人間は3歳〜5歳で成長することを放棄する
意識的、精神的、感情的、霊的な成長を放棄したまま
肉体の成長だけに注力し
サルとおよそ変わらないレベルでありながら
他の動物より賢いとうぬぼれている

かしこい存在が自らが住まう場所の
存続を危うくするほどの生活態度やパターンを
長年気づきもせずにやり続けるだろうか

賢いのではない
ただ愚鈍なだけなのだ

愚鈍であればこそ
他の生命体とのかかわりに気づかない
関係ないと思い切り離し
自分たちだけで生きていけると誤解しながら
他の生命体の究極の奉仕
生命の提供によって
自らの肉体が維持できていることにすら気づかない

人間が賢く自分たちだけで維持存続できる存在であると思うのなら
他の生命の肉を食わず、穀物を食わず、野菜を食わず
水と光だけのよって生きながらえる能力を発達させなければならない

そしてそれこそが
本来の叡智

お子ちゃまたちの成長の拒絶は
地球を腐らせ意識をひたすら闇にとどめおこうとする

何も知らないでいたい
怖いから

その恐怖で思考も感情も行動も凍りつき
たいていの人間は80歳の肉体に2歳の子供を宿したまま
それが生きることなのだと錯覚して
地球での生命を終え
気づきが得られるまで永遠の輪廻の輪をまわし続ける