愛するなら

愛する人のすべてを知っていますか?」

間抜けな映画のキャッチコピーがこれみよがし

自分のすべてを知らないのに相手のすべてがわかるわけがない

相手への理解と共感は自己受容の程度が限界になる

相手にすべてをさらけだしてほしいのなら
自分がすべてさらけだせるほど自分のありのままを受け入れているがどうかが先に来る

人間は自分に隠し事をしながら外部対象を正確に認識することはできない

外部対象はすべて内部対象の反映


未熟な人間の愛はすべて新しいパパママを求める保護者探しの旅

恐ろしいのは意識と精神が5才なのに肉体が成人しているため、パパママを独占したいという欲望が殺人に至ること


その欲望が家族の維持という目的になると称賛され美談ドラマになる

人間は自らの醜さ 愚かさ 臆病さを隠すことに対しては圧倒的に巧妙で多大なエネルギー投入を行う

でなければ生き延びられなかったわけだから仕方ないが
これから先はそれらエゴに生きる古い人類と
新しい人類が生きる場が明瞭に分かれる時代に入る

もはや他者とのドラマを必要としない自由な感情表現を獲得した存在たちの時代

エゴが深人間とは同じ場所では生きないだろうが