永遠の渇き

魂が救われない限り
本当の安らぎは得られない


世界のすべてを手に入れても安らげない人間の絶望と悲しみに比べたら
魂を失っていない極貧の人間の方が
内側は、はるかに安らかである



何をやっても やっても満たされない、永遠の渇きという病に蝕まれた魂の再生は
本人が得ているすべてをあきらめ、手放すまで
癒されぬ無意識の痛みとともに、精神を犯し続ける


すでにその段階で
彼は人ではなく
獣に転落進化しているのだが
魂を失ったエゴに
気付く術はない